2009年09月18日

民主党政権の門出は・・・?2

歴史的政権交代から、まだ数日ではあるが、各新閣僚は、矢継ぎ早に「見直し」発言を発表した。

まだスタート直後と言う事もあり、まだまだ政権評価は、これからだとおもうのだが、国民に対するアナウンスの早さは、認めても良いだろう。

旧政権である野党自民党との違いを明確に、国民そして官僚に対しての、新政権民主党の戦略であり、方針であろう。

ただ、今の時代にスピードは、必要不可欠なのだが、冷静な判断・発言をお願いしたいものだ。

今までの様な野党でもなく、与党であり、まして、大臣の発言如何では、その内容が、全世界中を一瞬にして駆け巡り、あっという間に、国益を害する事となるのです。

国内に至っても、『計画中止』や『見直し』は、発言すべきは簡単ではあるが、マニュフェストに記載されている、全てが、本当に国民・国益に有効なのかは、この際、疑問と言っておきたい。

それに、郵政改革・金融大臣の亀井氏が、今秋にも、『貸し渋り・貸しはがし法案』を提出すると。

中小企業や一般のホームローンに対しての、リスケを可能にするなんて事、言ってしまって、すぐ、マーケットは反応した。

銀行株は、下落してしまっている。

返済猶予は、最終手段であって、まずは、経済の健全化・正常化の為に、国が何をすべきかを考えるべきで、国家主導で、返済の一時猶予なんて、言いだすこと自体、経済・金融を理解していない人と、自分から露呈している様なものだ。

そんな、経済音痴の大臣(他党ですが)や日の丸嫌いの少数党との、連立をしている民主党に、疑念を感じるのです。

よく小泉〜竹中ラインでの、金融政策のおかげで、景気が悪くなってしまったと、言う人達もいるのだが、ただ、当時は、生温かった日本の金融システムを、少し、世界並みに修正しただけなのです。

当社も、そのお陰で厳しい時期も正直あったが、やはり、変化した時代背景のお陰で復活し、現在の厳しい時期にも、耐うる体力になったと、私自身は、小泉〜竹中酸には、感謝しているのです。

企業自身の努力以外で、猶予の手を国から率先して差し伸べるのは、あまり賛成できない。

やるとすれば、今以上の景気状況が悪化し、どうにもならなくなってからであって、まずは、現時点での景気をどの様に刺激するかである。


民主党の、もともとの政策は、『個』に対しての政策が主体で、『法人・企業』に対しての政策の薄さが、不安であった。

経済回復の手順が、まずは、『個』への刺激策による発想であり、『経済・企業』回復からの景気向上とは、もともとの、ロジックが違っていた。

まして、温室効果ガス排出量の25%削減など、とにかく産業界にとっての難題が大きい。


国民の信任を得たとの自負が強烈にあると思い、独自路線を強固に推し進めているのだろうが、駄目な旧与党自民党に嫌気をさして、入れる所がなかったので、入れた国民が、大勢いる事にも、真摯に受け止めて、冷静に政治を行ってほしいのです。

とにかく、様子を見る事に、なるだろうが・・




koideroll at 13:47│Comments(0)TrackBack(0)clip!社長の日記 

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