2009年10月07日

最近読んだ本47。3

今回は、『江戸前の流儀 巨匠の技と心』小松正之監修 中経出版です。

この本は、東京湾の魚と江戸前料理の巨匠、「すきやばし次郎」の小野二郎氏、「野田岩」の金本兼二郎氏、「みかわ」の早乙女哲哉氏の三人の鮨・鰻・てんぷらを生業とする料理人が、修行時代を含め、各自の料理に対する考えを、書いた本です。

巻末に、この三人と料理評論家の山本益博氏、この本の監修をした、政策研究大学の小松正之しの五人の対談が、とても面白かった。

その対談の中で、


「野田岩」の金本さんが、言っていました。

『昔は皆、職業に就いた時から、その仕事が天職だった。天から授かった職だから、天職。その天職に自分を合わせて、なんとか自分の物にしようと、頑張った。』と言ってました。


「みかわ」の早乙女さんも言っています。

『若い人が修行に来ると言う事は、我慢を覚えに来る事。我慢を覚えた人は、黙ってても、仕事は出来る様になる。 我慢をするではなく、我慢する事を覚えると言う事。我慢する事を覚えたら、仕事は自然について来る。我慢が覚えられないから、1年で辞めたりする。』と。

金本さんと早乙女さんの言葉は、今の若い世代に欠如しつつある事、書かれている様な気がしてならないのです。



だだ、この三店ですが、知っているのですが、行った事がないのです。

そのうちに、行ってみることにしますか。




巨匠の技と心 江戸前の流儀
巨匠の技と心 江戸前の流儀
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koideroll at 15:54│Comments(0)TrackBack(0)clip!社長の日記 | 

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