2011年01月24日
最近読んだ本67。
今回は、低迷している日本をよそに、世界を席巻している韓国企業について書かれている、『おそるべし韓国企業 日本がサムスンに勝てない理由』野口透著 扶桑社新書。
かつては、トヨタ式経営を自社のベンチマークとしていたサムスンが、すでにそれ以上の企業力を維持し続けている。
サムスン、LG、現代など、資産規模トップ10に入る、オーナー企業の強さの秘密が、書かれている。
特に、スピードの速さとそこに集まってくる人材の持つパワーである。
そして、日本と徹底的に違う事は、国家が産業に対して、官民一体である事だ。
この本を読んでみて、良い意味・悪い意味に、感心させられる事が多く、一つだけ言えば、隣国、韓国と言う国がIMF危機の際に経験したどん底のような危機感が、日本にはなかったからだろう。
国民性と一括りしてしまえば、良しとされ、とにかく、がむしゃらに競争して、富を勝ち取るのだと言う、喪失してしまったハングリー精神が、十分に不足し、抜け殻になってしまった今の日本人には、追いつく力が無くなってしまったからか。
しかし、まだまだ、底力のある日本人も危機感を持った日本人も、多くいるのです。
GDP2位から転落し、チャイナに抜かれ、満足していれば、すぐにまた、韓国にも、インドにも抜かれてしまうでしょう。
おそるべし韓国企業 日本がサムスンに勝てない理由 (扶桑社新書)
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かつては、トヨタ式経営を自社のベンチマークとしていたサムスンが、すでにそれ以上の企業力を維持し続けている。
サムスン、LG、現代など、資産規模トップ10に入る、オーナー企業の強さの秘密が、書かれている。
特に、スピードの速さとそこに集まってくる人材の持つパワーである。
そして、日本と徹底的に違う事は、国家が産業に対して、官民一体である事だ。
この本を読んでみて、良い意味・悪い意味に、感心させられる事が多く、一つだけ言えば、隣国、韓国と言う国がIMF危機の際に経験したどん底のような危機感が、日本にはなかったからだろう。
国民性と一括りしてしまえば、良しとされ、とにかく、がむしゃらに競争して、富を勝ち取るのだと言う、喪失してしまったハングリー精神が、十分に不足し、抜け殻になってしまった今の日本人には、追いつく力が無くなってしまったからか。
しかし、まだまだ、底力のある日本人も危機感を持った日本人も、多くいるのです。
GDP2位から転落し、チャイナに抜かれ、満足していれば、すぐにまた、韓国にも、インドにも抜かれてしまうでしょう。
おそるべし韓国企業 日本がサムスンに勝てない理由 (扶桑社新書)
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