2011年07月29日

ジャパンブランドの衰退の危惧3

昨日の日経一面に、パナソニック三洋の白物家電事業を、中国のハイアールに売却との記事が。

パナソニックと三洋の合併による重複事業の整理は、ビジネスの世界では已むおえないだろう。

まして、ここのところ止まる事を知らない、円高がまだまだ拍車がかかってしまい、国内需要も低迷し、先の震災影響や原発事故での電力不足から、大手メーカーの海外移転のスピードが拍車がかかれば、虎視眈々と資金力の豊富な中国系メーカーが、手招きをしているのは理解出来る。

グローバルスタンダードの時代、純血ニッポンメーカーが、単独で生き抜く時代が、急速に失われていくのも、時代の嵯峨なのだろうか?

経営者として理解は出来るのだが、製造業に携わる者としては、歴史ある日本メーカーの事業売却先が、隣国中国であった事には、いささか、考えさせられる所があるのです。

かつての日本もそうであったと、言われるだろうが、根本的な価値観が違う事も、事実である。

欧米の様に、自国産業の保護の為に、常に考えられる人達が、政府に存在しなければ、ここ10年でこの国の産業が、衰退してしまう。

無策で無能な、国家感が無い政治家では、この国を託す事が出来ない。

しかし、なんだかんだ愚痴を言っても、任せる事が出来ないから、この日本では、個々の企業が独自に知恵を出し、生き延びる為の手段を、常に、考えているのです。

今回も、その考え抜いた結果であろう。


でも、中国に、売却してほしくないな。

そう言えば数年前に、ハイアールの工場見学に行った時、ビックリした事を思い出しました。

まさか、三洋が・・・・!

koideroll at 08:39│Comments(0)TrackBack(0)clip!社長の日記 

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