2019年11月

2019年11月25日

最近読んだ本169。4

今回の本は、『路 ルウ』吉田修一 著 文春文庫です。

友人に紹介された本で、先日台湾から帰国して一気に読んだ本です。

台湾は大好きな国で、幾度もなく訪れていいます。

この本でも書かれている、2007年に台湾に開通した南北に走る新幹線。

その新幹線の車両こそ、日本の新幹線であった。

その新幹線事業の中で、日本人の女性と台湾人の男性の、すれ違い交差する国を超えた熱い思いが、目の前に浮かび上がる情景。

とても熱く温かいストーリーです。

この本を読みながら、以前八田與一が建設した烏山頭ダムを見る為だけに、一人旅で訪れた時の事を思い出した。

その時に、開通したばかりのこの台湾の新幹線に乗っていた情景がフラッシュバックした。

良い本だ。

ぜひ読んで見て下さい。

路 (文春文庫)
吉田 修一
文藝春秋
2015-05-08





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2019年11月10日

小出運輸の歓迎会3

先日、久しぶりに小出運輸に、入社した新人の歓迎会を行った。
私は、小出運輸の社長でもあります。
12名の小さな運送会社であります。
就任当初から、運送業界の待遇面の悪さを、どうにかならんものかと、少しづつではあるが、改善してきた。
まだまだ完全では無いが、一歩一歩改善する事で、働きやすい環境を作り、お客様の為に大切な製品をお届けするのだと言う、心の底から自分で思える会社にしていかねばならない。
小出ロールで、どれだけ良い製品を作ったとしても、それをお届けしまた、お引き取りする会社と社員が、いい加減の人間ならお客様からの信用も無くなるし、知らずに二度とお仕事をいただく事がなくなるだろう。
だからこそ、いつも口うるさく、言っているのです。
そして恥ずかしい事ではあるが、まだまだ関連会社への認識や感謝の気持ちが無い社員がいるらしい。
グループとして、一緒に働く者として、悔しいと思う時あるとも聞いた。
これは、これから改善していかねばならない、私にとっての命題と受け取った。
しかし彼らは、本体の製品をしっかり安全にお届けする事と我々の小出ロールグループに誇りを持って配送しているとも言っていた。
そんな思いも素直に受取り、自らを自己反省し、素直に共に働く喜びを感じる社員がいる会社へなる事を、追求し実現しなければ、いつまで経ってもただの会社で終わるのです。
だからこそ、やり続け、言い続けていかなくてはならない。 

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2019年11月01日

最近読んだ本168。4

今回の本は、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ著 新潮社です。

アイルランド人の父と日本人の母で生まれた11歳の男の子。

イギリスの底辺中学校へ通う事になったこの男の子の、ノンフィクション。

あまりにも知らなかったイギリスの底辺中学校の存在。

そんなイギリスの町で、母親と子供のとてもリアルな日常を描いている。

親子関係とは何か、そして日本で言われている格差なんて、ちっぽけな言葉に過ぎないと思える本当の世界。

たまにこの手の本を読んで見ると、自分自身の無知さ加減に驚いてしまう。

ただ読み終えた時、この親子関係が素敵だと思えてくるのです。




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