最近読んだ本203。

今回は、『燃えよ剣 上下』司馬遼太郎著新潮文庫。

私が高校一年の時に、古本屋で買って、無我夢中で読み切った本。

当時の高校生には魅力的だった新撰組。

そして土方歳三と言う男の生き様に、高校生の私はいちころとなった。

今思えば、初めて読んだ司馬遼太郎の本であったが、初めてが『燃えよ剣』で良かったと思う。

これで、司馬遼太郎が好きになったからだ。

そして、古本屋に通い詰め、ありとあらゆる新撰組の本を読み漁ったのです。

今回この『燃えよ剣』が、岡田准一さんの主演で映画化されたのを知り、42年経った今、再度読みたくなって読んでみたのです。

今読んでも面白い。

土方歳三には痺れますな。

彼の生き方やお雪さんへの愛し方。

たまらない男だなと、今さらだが思う。

映画公開したら、見に行って見ようと思う。

岡田准一さんも、大好きな俳優であり、キャストがまた良い役者揃えてるので。

この幕末の時代が好きで、いや新撰組が好きになったから、幕末が好きになったとも言える。

そしてこの本で、司馬遼太郎が好きになり、『坂の上の雲』を読んでしまって、明治維新に傾倒していったのです。

私の名前である『明治』から、やはり『明治維新』のその熱き時代に行き着いたのです。

燃えよ剣（上）

司馬遼太郎

2014-06-27

燃えよ剣（下）

司馬遼太郎

2014-06-27

最近読んだ本202。

今回の本は、『神カムイの涙』馳星周著 実業之日本社文庫です。

馳星周さんは大好きな作家で、映画化された『不夜城』を読んでから大ファンになりました。

今回は北海道を舞台に、アイスを題材にした作品です。ノワール小説作家と呼ばれる馳星周さんですが、今回はかなり作風も違った作品。

これがまた、読むほどにしっかりと読み手を引きつけてくれる。

とても面白い作品でした。

神の涙 (実業之日本社文庫)

馳 星周

2020-12-18