2023年01月
2023年01月16日
最近読んだ本114。
今回の本は、『台湾の少年1・2・3』游 珮芸/周 見信 著 岩波書店です。
この本は台湾のコミックですが、主人公の少年蔡棍霖サイコンリンの物語である。
読書好きで真面目な将来は教育者になりたいと願っていたごく普通の少年が、日本の敗戦によって中国大陸から渡ってきた蒋介石ら国民党政権支配下の中、白色テロと呼ばれた政治弾圧の中で、日本統治時代に教育を受けたエリートたちを、裁判で裁かれる事もなく無実の罪で銃殺刑や収容所島で収監されていたのです。
主人公である蔡少年もまた、無実の罪で10年もの間収容所に収監され、出獄しても監視され続けていたのです。
その後彼は出版社を経営したりし、少年野球を台湾に根付かせ、後世は白色テロで自の経験を語り、収容されていた人達の名誉回復に努めたのです。
この当時の台湾の状況は、私は以前から知っていましたが、このコミックを読んで見てとてもリアルに再認識し、是非観光地であり、とても親日国家である台湾の歴史のほんの一部を、我々日本人は知るべきだと思いました。
そしてこの本には、複数の言語が書かれています。日本語、台湾語、北京語です。日本統治時代に生まれた彼は、家庭では台湾語そして学校で日本語を学び話、日本の敗戦で北京語を話さなければならなかったからです。
是非親日国である台湾の歴史の一部を、この本で少しでも知ってほしいと思います。
またこの主人公のお兄さんである蔡 棍燦サイコンサンさんは、2017年にお亡くなりになりましたが、有名な実業家であり、『台湾人と日本精神』と言う有名な著書があります。
この本も、とても良い本なのでご紹介しておきます。
#台湾の少年 #台湾 #最近読んだ本 #私のお勧め本
この本は台湾のコミックですが、主人公の少年蔡棍霖サイコンリンの物語である。
読書好きで真面目な将来は教育者になりたいと願っていたごく普通の少年が、日本の敗戦によって中国大陸から渡ってきた蒋介石ら国民党政権支配下の中、白色テロと呼ばれた政治弾圧の中で、日本統治時代に教育を受けたエリートたちを、裁判で裁かれる事もなく無実の罪で銃殺刑や収容所島で収監されていたのです。
主人公である蔡少年もまた、無実の罪で10年もの間収容所に収監され、出獄しても監視され続けていたのです。
その後彼は出版社を経営したりし、少年野球を台湾に根付かせ、後世は白色テロで自の経験を語り、収容されていた人達の名誉回復に努めたのです。
この当時の台湾の状況は、私は以前から知っていましたが、このコミックを読んで見てとてもリアルに再認識し、是非観光地であり、とても親日国家である台湾の歴史のほんの一部を、我々日本人は知るべきだと思いました。
そしてこの本には、複数の言語が書かれています。日本語、台湾語、北京語です。日本統治時代に生まれた彼は、家庭では台湾語そして学校で日本語を学び話、日本の敗戦で北京語を話さなければならなかったからです。
是非親日国である台湾の歴史の一部を、この本で少しでも知ってほしいと思います。
またこの主人公のお兄さんである蔡 棍燦サイコンサンさんは、2017年にお亡くなりになりましたが、有名な実業家であり、『台湾人と日本精神』と言う有名な著書があります。
この本も、とても良い本なのでご紹介しておきます。
#台湾の少年 #台湾 #最近読んだ本 #私のお勧め本