映画

2013年01月13日

二つの祖国で。

久しぶりに、休日映画鑑賞。

今回の映画は、『二つの祖国で 日系陸軍情報部』です。

12月からのロードショーで、この連休で終わってしまうので、急ぎ鑑賞しました。

やはり、館内は公開終了間近もあり、ガラガラでした。

この映画は、すずきじゅんいち監督の日系史ドキュメンタリー三部作の完結編です。

このブックでも、前2作品はご紹介しましたが、この映画もまた考えさせられた。

一作目の『東洋宮武が覗いた時代』は、日系人収容所内部から、カメラマン東洋宮武が見て感じた差別の実態、二作目は、『442 日系部隊.アメリカ史上最強の陸軍』で、家族の為、自分たちがアメリカ人だと認知してもらう為、アメリカ愛国心を軍隊入隊することで叶える為、命を懸けて勇敢に戦った日系人、そして最後の三作目は、あまり知らされていないアメリカ陸軍の秘密情報期間[MIS]の元メンバーのドキュメンタリー。

彼らは、日系人でありまた、日本で教育を受けた帰米キベイと呼ばれ、戦闘を目的とせずに、情報部員としてのミッションを遂行した、日米の狭間で心の葛藤を抱きながら、アメリカに対しての忠誠心を表した人達。

時代の荒波に、飲み込まれながら、自分達のアイデンティティの元に生き抜いた人達には、我々日本人も、最大級の尊敬をしなければならない。



koideroll at 12:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!